日常の食事において、命に関わる急性中毒や重篤な体調異変を引き起こすのが、アルコールや医薬品との食べ合わせです。
特に警戒すべきは「お酒と柿」の組み合わせです。柿に豊富に含まれる渋み成分「タンニン(シビオール)」は、胃酸およびアルコールと反応すると、水に溶けない不溶性の塊を形成します。これが胃の中で巨大化すると「胃石(いせき)」となり、腸閉塞や激しい腹痛を引き起こして外科手術が必要になるケースすら報告されています。飲酒中や二日酔い時の柿の摂取は厳禁です。
さらに、医療現場で常に注意喚起されているのが薬と食品の相互作用です。
- 降圧剤(カルシウム拮抗薬)× グレープフルーツ:果皮や果汁に含まれるフラノクマリン類が薬の分解酵素を阻害し、血中濃度が急上昇して危険な血圧低下やめまいを引き起こす。
- 抗凝固薬(ワーファリン)× 納豆・青汁:納豆菌や緑黄色野菜が生成するビタミンKが薬の血液サラサラ効果を打ち消し、血栓リスクを高める。
- 一部の抗菌薬・鎮痛薬 × 牛乳・アルコール:カルシウムとの結合による薬効低下や、肝臓への過剰負荷による急性肝不全リスクを生じる。