プレゼン資料をめくる指の震えや、マイクを握る手の強張りには、東洋医学と解剖学に基づいたツボ刺激が威力を発揮します。誰にも気づかれずにその場で行える、極めて即効性の高いアプローチです。
最も有名な特効ツボが、手のひらの中心にある「労宮(ろうきゅう)」です。手を軽く握った際、中指と薬指の先端が当たる中間付近に位置します。ここを反対側の親指で「痛気持ちいい」と感じる強さで、息を吐きながら5秒ほどグッと押し込み、ゆっくり緩める動作を3〜5回繰り返します。労宮を刺激すると副交感神経が誘発され、高ぶった心拍が緩やかに落ち着いていきます。
さらに、プレゼン中に指先の震えを今すぐ止めたい場合は、「母指球(親指の付け根の膨らみ)に重心を置いて軽く机や演台を押す」、または「太ももの筋肉に一瞬だけ100%の力を込めて脱力する(漸進的筋弛緩法)」という裏技が有効です。末梢神経の余計な力みが抜け、指先の微細な痙攣を物理的に抑え込めます。