足の冷えが極端に強い場合や、片足だけに症状が出る、皮膚の色が変わるといった異変があるなら、単なる冷え性ではなく病気の前兆を疑う必要があります。
代表的な疾患の一つが甲状腺機能低下症です。甲状腺ホルモンは全身の代謝を司るエンジンのような役割を果たしているため、分泌が低下すると代謝が落ちて体温を維持できなくなります。「寒さに極端に弱くなった」「だるさや体重増加、無気力感が続く」といった症状が併発している場合は、内分泌内科での血液検査が推奨されます。
もう一つ警戒すべきは、動脈硬化などが原因で足の動脈が狭窄・閉塞する末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症など)です。歩くとふくらはぎに痛みやしびれが生じ、休むと治まる「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」が現れたり、足先の皮膚が青白く変色したりする場合は、循環器内科への速やかな受診が必要です。