20代の全盛期と、50代半ばを迎えた現在を比較したとき、最も特筆すべきは「劣化」という言葉と完全に無縁である点です。
若い頃の魅力が「圧倒的な透明感と爆発的な華やかさ」であったのに対し、現在の魅力は「深みのある渋み、穏やかな包容力、落ち着いた色気」へと見事にシフトしています。20代の頃に培った確かな演技力に人生経験が加わり、近年ではドラマ『義母と娘のブルース』や『イチケイのカラス』のように、コミカルさと哀愁を自在に行き来できる唯一無二のポジションを築きました。
無理な若作りに頼ることなく、年輪のように刻まれた目元の笑いジワや落ち着いたグレイヘアを自然に受け入れている姿勢こそが、同性からも「最高に格好いい歳の重ね方」と憧れられる最大の要因です。