学校教育で最も親しまれている「I'm sure」は、非常に万能な表現に見えます。しかし、ネイティブの言語感覚において、このフレーズは「個人の主観的な感覚や願望」を多分に含んでいます。「そう信じている」「きっとそうだと思う」という話者の気持ちが前面に出るため、確信度は文脈によって70%程度から100%まで大きくブレる特性を持っています。
これに対して「certain」は、感情を排した客観的な事実や証拠に基づきます。ラテン語の「certus(決定された、確実な)」を語源に持ち、誰が見ても疑う余地のない事実に対して使われます。例えば、科学的なデータや法的文書、契約交渉において「I'm sure」を使うと、「それはあなたの個人的な推測に過ぎないのでは?」と疑問視されるリスクが生じます。これがsureとcertainの使い分けにおける最大の分岐点です。
日常会話で使える確信の英語表現としても、両者には明確な温度差があります。友人と映画の開始時間を話す程度であれば「I'm sure the movie starts at 7.(映画は7時からのはずだよ)」で何ら問題ありません。しかし、重大なスケジュールや安全確認が絡む場面では「I am certain that the flight was canceled.(フライトがキャンセルされたのは確かだ)」のように、裏付けがあることを言外に示さなければなりません。