SNSや大手旅行掲示板、現地駐在員コミュニティに寄せられた利用者の体験談を精査すると、セブパシフィック航空の手荷物対応に対するリアルな声が浮き彫りになります。
「カウンター前でスーツケースを広げ、厚手のパーカーやジーンズを何重にも着込んで無理やり7kgをクリアした」という苦笑交じりの報告は枚挙にいとまがありません。一方で、より深刻なトラブルとして報告されているのが、フィリピン国内線への乗り継ぎ時における基準のギャップです。
「成田では見逃してもらえた7.5kgの荷物が、マニラのニノイ・アキノ国際空港第3ターミナルでの乗り継ぎカウンターでは容赦なく止められ、ペソで高額な支払いを要求された」という声は非常に多く見られます。海外の空港スタッフはマニュアルを極めて機械的に適用するため、日本の空港スタッフの柔軟性に甘えていると現地で手痛い目に遭います。
さらに、受託手荷物のスーツケース破損補償に関するトラブルも目立ちます。「マニラ到着時にスーツケースのキャスターが1箇所完全に割れていたが、ターンテーブルエリアを出て税関を抜けてしまったため、クレームを受理してもらえなかった」という手記が象徴的です。LCC各社は手荷物の軽微な破損(傷、へこみ、ファスナー破損、キャスターやハンドルの損傷など)について免責事項を広く設定しており、補償を受けるためには到着ロビーを出る前に「破損証明書(PIR:Property Irregularity Report)」を作成させなければなりません。