赤ちゃん急変?こもり熱とは何か・風邪との違いと見分け方を徹底解説

赤ちゃん急変?こもり熱とは何か・風邪との違いと見分け方を徹底解説

赤ちゃん急変?こもり熱とは何か・風邪との違いと見分け方を徹底解説の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

こもり熱の脅威は乳幼児に限った話ではありません。超高齢社会を迎えた日本の地域医療現場において、深刻な問題として浮上しているのが高齢者のこもり熱です。高齢者は加齢に伴い皮膚の温度センサーが鈍化し、暑さを自覚する能力や口渇感(喉の渇き)が著しく低下します。さらに心機能や発汗機能の衰退により、体感としては「暑くない」と感じていても、体内には熱が蓄積され続けています。

冬場の電気代節約を意識した過度な厚着や、こたつに入ったままの居眠り、夏場のエアコン使用忌避によって、自覚症状のないまま体温が38度を超え、意識障害を起こして救急搬送される高齢者が後を絶ちません。乳幼児と高齢者は、「体温調節機能が環境に適応しにくい」という点で生理学的に酷似したリスクを抱えています。

見逃してはならない危険な兆候|受診の目安(レッドフラッグ)

以下の症状が認められる場合は、単純なこもり熱ではなく、重篤な感染症、敗血症、急性脳症、あるいは中等度以上の熱中症へと移行している可能性が高いため、迷わず小児科または救急外来を受診してください。

  • 生後3か月未満の新生児・乳児:生後間もない時期の38度以上の発熱は、細菌性髄膜炎などの重症感染症が隠れているリスクが高く、原則として全例で即日・至急の専門的精査が求められます。
  • 環境を整えて1時間以上経過しても38度超が持続する:衣服を減らし、室温を下げても体温が下がらない場合は、感染症による内因性の発熱である証拠です。
  • 呼びかけに反応せず、ぐったりしている:視線が合わない、刺激に対する反応が極端に鈍い、泣き声が弱々しい場合は、中枢神経系への影響が疑われます。
  • 水分を全く受け付けず、半日以上おしっこが出ていない:脱水症状が急速に進行している危険信号です。
  • けいれん、チアノーゼ、異常な呼吸:唇が紫色になっている、肩で息をして呼吸が異常に荒い、手足をつっぱらせて意識を失う(熱性けいれんを含む)場合は、即座に119番通報を行ってください。
橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。