神戸朝鮮初中級学校のルーツは、戦後直後の1940年代後半に各地で立ち上がった国語講習所にまで遡ります。阪神教育事件などの激動の歴史を経て、母語と民族文化を守る拠点として設立された学び舎は、現在、神戸市中央区脇浜町の地で小中一貫の教育活動を続けています。
かつて兵庫県内には複数の朝鮮学校が存在していましたが、在日同胞コミュニティの世代交代や日本の公立学校への進学増、少子高齢化を背景に再編・統合が進められました。同校を運営する学校法人兵庫朝鮮学園のもと、地域の中核校として機能を集約させてきた経緯があります。
気になる生徒数の推移ですが、全盛期には数百名規模を誇った児童・生徒数も、現在は初級部(小学校相当)と中級部(中学校相当)を合わせても複式学級や1学年10名前後となる少人数編成が基本です。規模の縮小は避けられない現実である一方、教員と生徒の距離が極めて近く、一人ひとりの個性や習熟度に寄り添った個別指導が行き届きやすい教育環境が形成されています。