植物細胞と動物細胞の違い徹底比較!共通点や例外と暗記の極意

植物細胞と動物細胞の違い徹底比較!共通点や例外と暗記の極意

植物細胞と動物細胞の違い徹底比較!共通点や例外と暗記の極意に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

Q1:植物細胞には細胞膜がないのですか?
A1:いいえ、植物細胞にも必ず細胞膜は存在します。細胞壁のすぐ内側にぴったりと張り付いているため、顕微鏡ではひとつの輪郭に見えがちですが、高張液に浸して細胞が縮む「原形質分離」を起こすと、細胞壁から離れた細胞膜の輪郭がはっきりと確認できます。

Q2:動物細胞には本当に葉緑体が一切ないのですか?
A2:通常の動物細胞には一切存在しません。ただし、例外的な生物現象として、ウミウシの仲間(エリシア・クロロティカなど)が藻類を食べてその葉緑体を自らの細胞内に一時的に取り込み、光合成を行わせる「盗葉緑体現象」が知られています。しかし、これは動物自身が葉緑体を作る遺伝子を持っているわけではありません。

Q3:中心体がない植物は、どうやって細胞分裂で染色体を分けるのですか?
A3:被子植物などの高等植物には中心体が存在しませんが、核膜周辺の微小管形成中心(MTOC)と呼ばれる領域から微小管が放射状に伸びて紡錘体を形成します。中心体がなくても、紡錘糸が染色体の動原体に結合して両極へ牽引する仕組みは機能するため、問題なく分裂が進行します。

Q4:動物細胞にも液胞はあると聞きましたが、植物のものと何が違うのですか?
A4:動物細胞に見られる液胞は、物質の取り込み(エンドサイトーシス)によって生じる食胞や飲小胞、単細胞生物の浸透圧調節を担う収縮胞などのごく小さな構造体です。植物細胞のように、細胞容積の大部分を占め、細胞液で満たされて細胞の伸長成長や老廃物隔離を担う「中心液胞」とは規模や役割が大きく異なります。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。