医療費を節約したい一心で、近年ネット通販等で器具を取り寄せて行う「セルフダーマペン」に手を出す人が後を絶ちません。しかし、これには美容医療の現場からも強い警鐘が鳴らされています。
大手掲示板やSNSなどのコミュニティを検証すると、「針の深さを誤って出血が止まらなくなった」「消毒が不十分で顔全体にとびひのような細菌感染を起こした」「赤みが半年以上引かず、余計に色素沈着でドス黒くなった」といった生々しい失敗報告が数多く投稿されています。
医療機関で使用される医療用マイクロニードル機器は、厳密に減菌されたカートリッジを使用し、皮膚に対して正確な垂直運動を行います。一方、安価な個人輸入品は針のブレが大きく、皮膚を垂直に刺すのではなく「削り取って引き裂く」ようなダメージを与える危険があります。結果として線維化がさらに進行し、治療前よりも深いクレーターやケロイド状の瘢痕を作り出してしまうケースが現場取材でも報告されています。