商業区画の中核として動向が注目される北4西3 ヨドバシカメラの展開は、本プロジェクトの成否を握る最大のエンジンです。現在、札幌駅北口で営業を続ける「ヨドバシカメラ マルチメディア札幌」は手狭となっており、南口への移転拡張は悲願とされてきました。新ビル内の商業フロアは、家電のみならずアパレル、飲食、エンターテインメントを包含した複合大型商業施設テナントとしての展開が構想されています。
関係筋によると、低層部の商業ゾーンには地域密着型の高感度ショップや北海道の食文化を発信する大型フードホール構想も浮上しており、大丸札幌店やステラプレイスと競合しつつも、客層を相互補完するMD(マーチャンダイジング)設計が進められています。
一方、高層階の北4西3 ホテル計画に関しては、インバウンド富裕層の取り込みを狙う国際的ラグジュアリーホテルオペレーターとの交渉が継続しています。ニセコや富良野を訪れる外国人スキー客やビジネスエリートの中継地として、札幌都心部における客室単価10万円超を狙えるハイエンドホテルの不足は長年の課題でした。客室仕様の高級化と建設単価のバランスをどのように着地させるかが、最終契約に向けた交渉のヤマ場となっています。