開場直後の凄まじい熱気と混雑状況は、天下一植物界の名物であると同時に、初参加者が最も戸惑う障壁でもあります。特に開場前から長蛇の列ができる初日午前中は、目当ての希少株を一点狙いするコレクターたちの緊張感が張り詰めます。
かつて問題視された徹夜組や早朝待機を排除するため、運営サイドはシャッフル形式の入場整理券システムまたはデジタル事前認証を厳格に導入しています。早朝に並んだ順番ではなく、指定された時間枠内に集合した待機者を対象にランダム番号が発番される仕組みです。これにより近隣住民への配慮と公平性が担保されており、ルール違反の早朝待機は厳禁とされています。
会場内の混雑度合いを時間帯別に見ると、明確なグラデーションが存在します。
最も激しい争奪戦が繰り広げられるのは初日の午前中(10:00〜13:00)です。人気ナーセリーのブース前には一瞬で幾重もの人垣ができ、目玉となるアガベの選抜個体や極美塊根は数十分で姿を消します。一方で、初日夕方や2日目の午後になると通路の混雑が緩和され、出店者とじっくり栽培環境や活着のコツについて対話しながら選ぶ余裕が生まれます。希少種の即死争奪戦に挑むのか、じっくり優良株を吟味するのか、自身の目的に応じたタイムスケジュールを組むことが現場攻略の最大の鍵です。