なぜ東南アジア諸国、とりわけ急速な経済成長を遂げるベトナムにおいて「vitamin tổng hợp của nhật」という検索が日常的に行われているのでしょうか。取材を進めると、単なる「日本ブランドへの憧れ」という情緒的な理由にとどまらない、極めてシビアな消費者の防衛意識が浮かび上がってきます。
最大の理由は、東南アジアの健康食品市場において深刻な社会問題となっている「偽造品・粗悪品の横行」です。現地市場では有名欧米ブランドを模倣した粗悪なカプセルが数多く出回っており、消費者は常に健康被害のリスクに晒されています。その点、日本のサプリメント 海外人気 理由を現地バイヤーに問うと、一様に口を揃えるのが「日本のドラッグストアに並んでいる商品は、100%本物であり、異物混入や成分偽装の心配が極限までゼロに近い」という絶対的な信頼感です。
さらに、日本製品特有の「粒の小ささ」と「胃腸への優しさ」も決定打となっています。欧米のマルチビタミンは体格の大きい成人を基準に作られており、1粒が2cmを超える巨大なタブレットも珍しくありません。「喉につかえて飲めない」「空腹時に飲むと強い胃もたれや吐き気がする」というアジア圏の消費者が、小粒で飲みやすく、胃に負担をかけない日本製の設計に乗り換える動きが定着しています。安全性、身体への親和性、そして1ヶ月数百円から手に入る圧倒的なコストパフォーマンス――これら3拍子が揃った結果が、国境を越えたロングセラーの背景にある現実です。