ピル中止後に計画的な妊活を進めたい場合、自己流のタイミング法には一定の注意が必要です。特に重要となるのが、ピル服用終了後の基礎体温変化と現在のバイオリズム把握、そして排卵日予測の精度です。
ピル服用中の基礎体温はホルモン剤の作用により高温相に近い状態で安定していますが、服用を中止すると一転して「低温期」に入ります。卵巣機能が正常に目覚めれば、卵胞が発育してエストロゲンが分泌され、LHサージ(黄体形成ホルモンの急上昇)を合図に排卵が起こり、その後プロゲステロンの作用で「高温期」へと明確な二相性を示します。
注意すべきは、ピル中止後の排卵検査薬タイミングです。ピルをやめた直後の1〜2周期は、下垂体ホルモンの分泌が一時的に不安定になり、LHサージが弱かったり、逆にダラダラと微量分泌が続いて検査薬が薄く陽性を示し続けたりすることがあります。
検査薬を使用する際は、最後の消退出血初日を「Day 1」とカウントし、仮に28日周期と想定するならばDay 10〜11あたりから測定を開始するのが定石です。ただし、体温表がガタガタになっていても排卵が起きていないとは断定できません。基礎体温はあくまで「排卵が起きたことの事後確認」として捉え、一喜一憂しすぎない心のゆとりが求められます。