白バスとは何が危険?違法性の理由と緑ナンバーとの違い・事故リスク

白バスとは何が危険?違法性の理由と緑ナンバーとの違い・事故リスク

白バスとは何が危険?違法性の理由と緑ナンバーとの違い・事故リスクの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

ネット上の掲示板やSNSでは、「温泉旅館の送迎バスや自動車学校のバスも白ナンバーだが、あれも違法な白バスなのではないか?」という疑問が頻繁に投げかけられています。結論から述べると、これらは法律上正当に認められた「自家用送迎」であり、違法な白バスとは明確に区別されます。

合法な白ナンバー送迎と違法な白バスを分ける法的境界線は、「運送そのものに対する直接的な対価(運賃)が発生しているかどうか」です。

  • 合法な自家用送迎:ホテル、旅館、幼稚園、病院、自動車教習所などが、利用客や生徒のために自前の白ナンバー車両で運行する送迎。宿泊料金や施設利用料とは別個に「乗車代」を徴収しておらず、運送自体は完全に無料サービスとして提供されているため、道路運送法の許可は不要です。
  • 自家用有償旅客運送(法第78条第2号):過疎地や山間部など、バスやタクシー事業者の撤退によって公共交通が著しく不便になった地域(交通空白地)において、自治体やNPO法人が地域の住民や観光客の足を確保するために、国土交通大臣の登録を受けて例外的に白ナンバー自家用車での有償運送を行う公的制度です。

反対に、「乗車料金は無料だが、ツアー参加費の名目で実質的な移動費用を強制徴収している」「ホテルが宿泊者以外の一般通行人から運賃を取って送迎バスに乗せる」といった行為は、名目がどうあれ実質的な有償旅客運送とみなされ、即座に違法な白バス運行と判定されます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。