Q1:新卒1年目の言語聴覚士の手取り額は実際いくらですか?
A1:新卒初任給の全国平均は額面21万〜23万円程度です。ここから健康保険、厚生年金、雇用保険が控除されるため、1年目の手取り額は約17万〜18.5万円前後になります。2年目の6月からは住民税の天引きが開始されるため、昇給があっても額面以上に手取りが減ったように感じるケースが一般的です。
Q2:理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と比べてSTの給料は本当に低いのですか?
A2:病院や医療法人内の規定上、PT・OT・STの基本給テーブルは同一であることがほとんどです。したがって「STだから低い」ということはありません。ただし、PTが多い整形外科クリニックのような残業手当がつきやすい職場や、OTが配置される精神科のような特殊病棟手当がつく職場と比べると、STの配属先は日勤主体の病棟が中心となるため、結果として平均手取りがわずかに低く集計される傾向があります。
Q3:40代・50代になっても言語聴覚士の給料は上がり続けますか?
A3:民間の一般病院や老健に平社員として留まる場合、年収430万〜460万円前後で昇給がほぼ頭打ちになります。40代以降も年収を伸ばし続けるには、リハビリ科長や副院長といった管理職ポストに就くか、昇給ピッチが定年まで維持される公立病院(公務員枠)に所属する、あるいは訪問看護のインセンティブで稼ぐ体制を確立する必要があります。
Q4:訪問看護ステーションで働くSTが年収600万円を超えるのは本当ですか?
A4:事実です。訪問看護ステーションでは、基本給に加えて「1件訪問ごとに3,500円〜4,500円」といった歩合手当が支給される給与体系が多く採用されています。1日5〜6件、月110件以上の訪問を安定してこなすことができれば、月収45万〜50万円(賞与を含め年収600万円以上)を稼ぎ出すことは十分に可能です。ただし、悪天候時の移動や急変時の初期対応など、単独行動に伴う重い責任が伴います。