「味の母さえあれば、料理酒とみりんを別々に揃える必要はない」という説は、調理科学の観点からも正解です。ただし、味の母のポテンシャルを最大化するためには、独自の配合比率を把握しておく必要があります。
一般的な和食の基本レシピにおける「料理酒+みりん」の置き換えと、味の母を用いた失敗しない黄金比は以下の通りです。
【基本の置き換え方程式】
レシピ記載の「料理酒 1 : みりん 1」 → 「味の母 2」に置き換えるだけで完了します。アルコールによる臭み消しとマスキング、米こうじ由来の自然な甘みが調和し、別々に計量する手間を完全に省くことができます。
【定番料理の黄金比率一覧】
・万能煮物だれ(肉じゃが・煮魚・筑前煮):
「味の母 2 : 醤油 1 : だし汁 4〜5」
味の母にわずかな塩分が含まれているため、醤油の量を普段より1〜2割減らすのがプロの技です。甘ったるさが残らず、後味のキレが際立ちます。
・極上の照り焼き・生姜焼きのタレ:
「味の母 2 : 醤油 1.5」(+おろし生姜適量)
フライパンで加熱すると、味の母の糖分が程よくキャラメリゼされ、砂糖を使わなくても専門店のような深みのある照りとツヤが短時間で生み出されます。
・丼もの・そばつゆのかえし:
「味の母 1 : 醤油 1」を一度軽く煮立たせ、冷暗所で数日寝かせるだけで、角のとれた極上の万能かえしが完成します。親子丼やカツ丼の割り下として抜群の威力を発揮します。