Q1:鼻から胃カメラを入れる際、途中で息ができなくなったり窒息したりしませんか?
A1:窒息することはありません。内視鏡スコープが通るのは食道へ続く消化管であり、呼吸を司る気管とは別のルートです。鼻から挿入している最中も、口から普段通りに自然な深呼吸が可能です。むしろ「口呼吸を意識してゆっくり息を吐き出す」ことで副交感神経が優位になり、喉の緊張が緩んでスコープの通過が格段にスムーズになります。
Q2:鎮静剤(静脈麻酔)を使えば、絶対に途中で起きることはありませんか?副作用の心配は?
A2:大半の患者は「声をかけられたら検査が終わっていた」という入眠状態になります。ただし、鎮静剤の効き目には個人差があり、日常的にお酒を大量に飲む人や睡眠導入剤を長期服用している人は薬が効きにくく、うっすらと意識が残る場合があります。また、一時的な血圧低下や呼吸抑制のリスクを伴うため、生体情報モニターを完備し、日本消化器内視鏡学会専門医が常駐するクリニックを選ぶことが安全管理上の絶対条件です。
Q3:胃カメラの検査費用は、保険適用と全額自己負担(人間ドック)でどの程度変わりますか?
A3:みぞおちの痛み、胃もたれ、胸焼けなどの自覚症状がある場合や、健康診断のバリウム検査で要精密検査となった場合は健康保険が適用されます。3割負担の場合、検査単体で約3,500円〜4,500円、鎮静剤を含めても約5,000円〜7,000円程度で収まります(生検を行わない場合)。一方、自覚症状のない任意の人間ドックや定期健診として自費で受ける場合は、クリニックの設定により12,000円〜20,000円前後が標準的な市場相場となります。