「生理的に無理」の正体とは?脳と心が引き起こす拒絶反応の克服法

「生理的に無理」の正体とは?脳と心が引き起こす拒絶反応の克服法

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言葉にできない拒絶感は、理性が働く前に脳の深部で生じている。近年の脳画像研究によれば、不快な刺激を受けた瞬間、脳の扁桃体が過剰に反応し、身体的な危険を感じた時と同じストレスホルモンが大量に分泌されることが確認されている。つまり、脳は目の前の人物を「毒」や「病原体」と同等に認識し、自衛モードに入っているのだ。

また、日本心理学会やアメリカ心理学会が発表した知見によると、人間の嗅覚や遺伝子レベルでの適合性(HLA遺伝子など)が大きく影響しているという。生物学的に遠い遺伝子を持つ相手を求める本能が、相性の悪い遺伝子構成を察知した際に強力な拒絶アラートを鳴らす。私たちが「理由はわからないけれど受け入れられない」と感じる背景には、種を生き残らせるための遺伝子フィルターが機能している側面が大きい。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。