短期間の活動ながら、グレープが遺した楽曲は現在も日本のポピュラー音楽の金字塔として評価されています。ファンや音楽関係者の間で特に評価の高い名曲群と代表アルバムを整理しました。
【グレープ不朽の人気曲ベスト5】
1位:「精霊流し」
日本の原風景と哀切を描き切った、フォーク史に残る最高傑作。ヴァイオリンの旋律が涙を誘います。
2位:「無縁坂」
東京・本郷の無縁坂を舞台に、忍ぶように生きてきた母の半生を描いた叙情詩。日本テレビ系ドラマ『ひまわりの詩』の主題歌としても親しまれました。
3位:「縁切寺」
鎌倉・東慶寺に佇む女性の切ない心情を描いた名曲。バンバンのカバーでも知られ、さだまさしの卓越したストーリーテリングが光ります。
4位:「ほおずき」
クラシカルな弦の響きと情緒豊かな詞世界が融合した、グレープ後期の音楽的深化を示す一曲。
5位:「朝刊」
それまでの叙情派イメージとは一線を画す、軽快なカントリー調のリズムと日常のユーモアを描いた隠れた人気曲。
【必聴のアルバム代表作】
デビューアルバム『わすれもの』(1974年)は初々しさと叙情性が同居する名盤であり、セカンドアルバム『せせらぎ』(1975年)では音楽的完成度が極まりました。ラストアルバムとなった『コミュニケーション』(1975年)は、従来のイメージを打ち破る多彩なアレンジが詰め込まれた意欲作です。解散コンサートの模様を収めたライブ盤『グレープ・ライブ 三十四時』では、二人の卓越した演奏技術と絶妙な掛け合いをリアルに堪能できます。