今井美樹さんと布袋寅泰さんの関係を語る上で欠かせないのが、布袋さんの前妻である山下久美子さんの存在です。山下さんと布袋さんは1985年に結婚。当時のロック界において「最強のカリスマ夫婦」としてファンからも絶大な支持を集め、布袋さんは山下さんの楽曲制作やプロデュースを全面的に手掛けていました。
一方、当時モデルから歌手・女優へと活動の幅を広げていた今井美樹さんは、もともと山下久美子さんの熱心なファンでした。共通の知人を介して対面を果たした2人はすぐに意気投合。山下さんは今井さんを妹のように可愛がり、自宅へ招いて手料理を振る舞ったり、プライベートの相談に乗ったりと、まさに親友関係を築き上げていたのです。
運命の歯車が狂い始めたのは、今井さんが自身の音楽活動において「布袋さんに曲を書いてほしい」と山下さんに相談したことがきっかけでした。山下さんの後押しもあり、布袋さんは今井さんのプロデュースを開始。1990年代半ばからスタジオワークを通じて今井さんと布袋さんが過ごす時間は急速に増え、仕事上のパートナーシップはやがて抜き差しならない恋愛感情へと姿を変えていきました。