日本のイタリア料理界を牽引してきた巨匠・落合務シェフをはじめ、本場イタリアの料理人が口を揃えて強調するのが、麺とソースのバランス感だ。パスタは単に麺を食べる料理ではなく、ソースと麺が一体となって初めて完結する。そのため、合わせるソースの種類によって麺の分量を微調整するのがプロの常識とされる。
例えば、ペペロンチーノやオイルベース、あっさりしたトマトソースの場合は、麺の風味が引き立つよう乾麺80g〜90g程度に抑えるのが望ましい。逆に、ボロネーゼ(ミートソース)やカルボナーラのような濃厚で重厚なクリームソースの場合、ソースの味を受け止めるために100g前後の麺がジャストフィットする。ソースとの黄金比を意識するだけで、一気に専門店の味へと近づく。