平日・週末を問わず、店内を埋め尽くす客の半数以上は外国人観光客だ。欧米からの旅行者が求めるのは、1990年代のファミコンやスーパーファミコンの未開封ソフト。一方、アジア圏からの若者は限定生産のアクリルスタンドや缶バッジをカゴいっぱいに買い込んでいく。京都という世界有数の観光都市に大型拠点を構えたことが、他地域の店舗とは決定的に異なる客層を生み出した。
「日本旅行の最大の目的が、この店でしか手に入らないレトログッズを探すことだった」。フランスから訪れた30代の男性客は、腕いっぱいに抱えた戦利品を見せながら興奮気味に語る。円安傾向が定着した2026年の経済環境も手伝い、客単価は以前の数倍にまで膨れ上がっている。