2026年、全国で本格化した部活動の地域移行。指導者の確保や現場の混乱が懸念されたこの大改革において、同校は先行モデルとして際立った成果を見せている。平日夕方のグランドや体育館には、教員だけでなく、地域のスポーツクラブのコーチや地元出身の元実業団選手が姿を見せる。
教員の超勤解消という側面はもちろんのこと、より本質的な効果は生徒たちの表情に現れていた。専門的で熱量のある指導を受けられる環境が整ったことで、競技力の向上だけでなく、地域の大人の背中を見て育つという本来の意味での成長の機会が生まれている。地域住民にとっても、学校施設がコミュニティの活性化拠点として再定義される結果となった。