2016年に母・淳子氏が逝去した後、進也氏が最も力を注いできたのが「東北の高校生 富士登山」プロジェクトの継続と発展です。東日本大震災で被災した東北の子どもたちに「日本一の山に登ることで自信と勇気を取り戻してほしい」という淳子氏の強い願いから始まったこの取り組みは、多くの関係者の支えのもとで毎年開催されてきました。
田部井進也氏は代表として自ら隊列に加わり、高校生たちと同じ歩幅で山頂を目指します。ただ山に登るだけでなく、道中での対話や励ましを通じて、若者たちが困難を乗り越える力を引き出す現場ファシリテーターとして汗を流しています。母が蒔いた希望の種を絶やさず、さらに大きく花開かせているその活動は、全国のアウトドア関係者や教育関係者からも極めて高い支持を集めています。