戦前の日本は鮮やかだった!カラー写真と最新Aiが暴く日常の真実

戦前の日本は鮮やかだった!カラー写真と最新Aiが暴く日常の真実

戦前の日本は鮮やかだった!カラー写真と最新Aiが暴く日常の真実にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

戦前のカラー画像には、大きく分けて「当時撮影された本物の天然色写真」と「現代技術による復元写真」の2種類が存在する。ここで多くの人が抱くのが、戦前カラー写真がなぜ現存しているのかという疑問だ。

1930年代半ばに米国でコダクロームが登場する以前、20世紀初頭からカラー撮影技術は実用化されていた。その代表格が、映画の父として知られるリュミエール兄弟が1907年に商品化した「オートクローム」だ。ジャガイモのデンプン粒を赤・緑・青に染めてガラス板に塗布するこの技術を使い、フランスの実業家アルベール・カーンが立ち上げた壮大なプロジェクト「地球映像資料館」のカメラマンたちが大正初期の日本を訪れ、オートクロームによる戦前日本の風景を克明に捉えていた。

さらに幕末から明治・大正期にかけては、白黒ネガからプリントした印画紙に熟練の絵師が一筆ずつ水彩絵の具で着色する「手彩色写真(横浜写真)」が外国人向けの輸出品として隆盛を極めた。着物の柄や風景の細部まで職人技で彩色されたこれらの原板は、劣化に強いガラス乾板や丁寧な保存環境に守られ、1世紀の時を超えて当時の色彩をそのまま現代に伝えている。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。