近年多発するゲリラ豪雨や台風に対し、この公園は強固な「防波堤」としての役割も担う。広大な芝生広場の下には、数万トン規模の雨水を一時的に溜め込む貯留施設が極秘裏に整備されたわけではない。地上そのものを「遊水地」として設計し直したのだ。
平時は起伏にとんだプレイグラウンドとして親しまれるエリアが、大雨時には自然な遊水池に変身する。水が引けば数時間で元の公園に戻る水循環システムを採用しており、周辺住宅地への浸水被害を劇的に減少させた。美しさと防災機能を両立させたこのモデルは、国土交通省の先進事例としても高く評価されている。