全国に1000以上存在する酒蔵の中で、脚光を浴びるのはごく一部だ。しかし、この店舗の真骨頂は、まだ認知されていない地方の若手醸造家や、家族経営の小さな蔵元に光を当てる眼力にある。店主自らが足繁く全国の蔵元へ足を運び、米作りから仕込み水、醸造思想に至るまでを徹底的にリサーチする。
「有名だから扱うのではない。真摯に醸された本物だから届ける」。そのブレない基準で選ばれたボトルには、一升瓶ごとにストーリーが添えられている。スポットライトが当たっていなかった過疎地の銘柄が、ここで紹介されたことをきっかけに一躍プレミアム価格で取引される現象すら起きている。