姉妹の幼少期は、決して平坦なものではなかった。実父は都内で洋食店を営む料理人だったが、彼女たちが幼い頃に両親が離婚。姉妹は実父のもとを離れ、実母とともに各地を転々とする日々を送ることになる。親戚の家へ預けられた時期もあり、幼心に「自分の居場所」を探し続ける葛藤を抱えていたという。
離婚後、実父との交流は途絶えがちになり、姉妹にとって父親という存在はどこか遠い記憶の向こう側へと追いやられていった。しかし、後年の独自取材によれば、父親側もまたメディアで活躍する娘たちの姿を陰ながら見守り続けていたとされる。過酷な生い立ちがあったからこそ、自立心の強さと他者の痛みに寄り添う繊細な感性が磨かれたのかもしれない。
家庭環境の複雑さは、時に傷となり、時に表現者としての深みへと姿を変えた。不遇の時間を耐え抜き、やがて大波のように訪れる運命の転換期へと向かっていく。