なぜ何も害をなさないはずの閲覧者が、これほどまでに嫌われてしまうのか。その真相は、人間の集団心理と「監視されている恐怖」にある。
人は自分の発言や感情をオープンにするとき、無意識のうちに相手からの反応や共感を期待している。心理学ではこれを「自己開示の返報性」と呼ぶ。しかし、一方的に発言を読み取られるだけの状態は、壁に向かって喋らされているような不気味さを生むのだ。
さらに大きいのが「フリーライダー(タダ乗り)」に対する反発だ。盛り上げるためのネタを提供したり、質問に答えたりする労力を一切払わず、美味しい情報やコミュニティの雰囲気だけを楽しんでいるように見える。この不公平感が、アクティブな参加者の心の中に「うざい」という感情を芽生えさせる本質的なメカニズムと言える。