インターネット上の掲示板やSNSでは、過去の断片的なイメージから「上尾は夜になると治安が悪いのではないか」「ヤンキーや暴走族が多いのでは」といった噂が散見されます。しかし、埼玉県警察が公開している「市区町村別刑法犯認知件数」を精査すると、そうした噂が実態と大きく乖離していることが明白になります。
上尾市の人口千人あたり犯罪発生率は約4.8〜5.2件で推移しており、これは埼玉県全体の平均値(約5.8件)や近隣の大宮区(約12件台)と比較しても明確に低い数値です。発生している犯罪の内訳を見ても、凶悪犯罪は極めて稀であり、大半は駐輪場での自転車盗難や万引きといった軽微な非侵入窃盗が占めています。
夜間の街頭観察を実施したところ、上尾駅東口の飲食店街周辺では週末の深夜に多少の賑わいが見られるものの、客引き行為に対する市の条例規制や警察・地域ボランティアによる青色防犯パトロールが定期的に機能しています。西口側の住宅街や街路樹が整備された中央エリアは夜間でもLED街灯が明るく灯り、女性の一人歩きや塾帰りの小中学生が不安を感じるような死角は極めて少ないのが現場の実情です。