機器自体の物理的破損ではなく、安全装置の作動による機能停止であれば、専門業者を待たずに数分で解決できます。以下の手順を順番に確認してください。
ガスメーター復帰方法(マイコンメーターの安全装置解除)
ガスコンロも点火しない場合、屋外に設置されたマイコンメーターがガスを遮断しています。震度5相当以上の揺れ、長時間の連続使用、配管の圧力低下などを検知すると自動遮断されます。
復帰手順は以下の通りです。
- 家屋内のすべてのガス機器(給湯器、コンロ、暖房器具)のスイッチを切り、ガスの元栓を閉める。
- 屋外のガスメーターを確認し、赤く点滅しているランプと表示パネルを確認する。
- メーター前面にある復帰ボタンのキャップを外し、ボタンを奥までしっかり押し込んでランプが点灯したら手を離す。
- 約3分間の安全確認待機時間を待つ(この間にメーターがガス漏れのないことを自動計測する)。
- 赤ランプの点滅が消えれば復帰完了。ガス元栓を開けて給湯器を作動させる。
ガスの元栓確認手順と電源リセット
引越し直後や設備点検後に多いのが、単純なガス元栓の閉め忘れです。屋外の給湯器本体下部にある配管を見て、ガス配管のコックが配管と平行(開状態)になっているかを確認します。配管に対して直角になっている場合は遮断されています。
また、落雷や一時的な電圧低下によって給湯器内部のマイコン基板がフリーズしている場合、コンセントの抜き差しによるリセットが有効です。ただし、周囲で生ガスの臭いがする場合は引火の危険があるため、電源プラグの抜き差しは絶対に行わず、直ちにガス会社へ通報してください。
主要メーカー別エラーコードの意味とリセット方法
リモコンにアルファベットや数字が点滅している場合、機器が異常を自己診断しています。各社の代表的なエラーと処置法は以下の通りです。
【リンナイ:点火不良系の代表例】
・エラー111 / 110(給湯点火不良):ガス未開通、点火プラグの摩耗、大雨によるバーナー部の湿気。運転スイッチを一旦切り、再度入れ直すことで解除を試みます。
・エラー140(過熱防止装置作動):機器内部の異常過熱。機器の安全回路が働いているため、リセットせず点検が必要です。
【ノーリツ:エラー一覧の要点】
・エラー111(給湯点火不良):リンナイ同様、着火失敗。ガスメーターの作動や強風による立ち消えを確認。
・エラー901 / 903(燃焼異常・給排気閉塞):排気口の積雪や鳥の巣などによる目詰まり。排気経路の安全を確認してリセット。
・エラー032(浴槽排水栓忘れ):自動湯はり時にお湯がたまらない場合の検知。排水栓を閉めて再操作。