大きな反響を呼んでいる兒玉遥写真集『夢の途中』は、まさに彼女の表現者としての集大成と呼ぶにふさわしい一冊だ。タイトルの通り、完成されたゴールではなく「変化し続ける過程」そのものをパッケージングしたこのグラビア写真集は、ページをめくるごとに異なる表情を見せる。
必見の見どころは、旅情あふれるロケーションの中で展開されるエモーショナルなシーンの数々だ。夕暮れの光を浴びながら見せる切ない眼差しや、飾らない素顔が覗くプライベート感あふれるカットまで、その振れ幅の広さに圧倒される。観る側はまるで、彼女の人生という長い旅路に同行しているかのような錯覚さえ覚える仕上がりとなっている。