ラグビー選手にとって、日々の食事はトレーニングと同等、あるいはそれ以上に重要な要素です。帝京大学ラグビー部の寮では、部員一人ひとりのポジションや体組成データに合わせた専門的な栄養管理プログラムが日夜稼働しています。
寮内の食堂では、専属の公認スポーツ栄養士と調理スタッフが常駐し、栄養バランスとカロリー計算が緻密に行われた食事がビュッフェ形式で提供されます。激しいコンタクトに耐えうる身体をつくるため、選手たちは1日に4,500〜5,000kcal以上を摂取することも珍しくありません。単に量を詰め込むのではなく、筋肉の合成を促す高タンパクなメニュー、持久力を維持する炭水化物、疲労回復を早めるビタミン・ミネラルが計算し尽くされています。
定期的な体脂肪率・骨格筋量の測定データをもとに、選手個人へフィードバックが実施されるため、部員自身が「どの栄養素をどれだけ摂取すべきか」を自律的に理解する食育リテラシーが養われます。この徹底した栄養管理が、シーズン終盤の過密日程でも落ちない圧倒的なフィジカルとスタミナの土台となっています。