フィールド外での言動に対する監視の目も、かつてないほど厳しくなった。2026年現在、主要プロリーグのほぼ全てが「行動規範(コード・オブ・コンダクト)」を全面改定。差別的発言やヘイトスピーチはもちろんのこと、未公開のチーム情報を匂わせるようなSNS上の短文投稿一つで、厳重注意を飛び越えて実質的なペナルティが下される時代となった。
背景にあるのは、スポーツベッティング(スポーツ賭博)市場の世界的な急拡大だ。選手の些細な一言がオッズを揺るがし、八百長疑惑に直結しかねないリスクを防止するため、統括団体は情状酌酌の余地を残さない方針へと舵を切った。言葉の重みを認識しないアスリートに、競技の場は用意されない。