今回のキーワード「バーワン」という検索ワードの急増には、興行収入以外の思わぬ背景も隠されている。物語の序盤で千尋の両親が街の屋台で貪り食い、豚になってしまうあのぷにぷにした謎の食べ物だ。長年、ファンの間では台湾の伝統料理「肉圓(バーワン)」がモデルではないかと噂されてきた。
しかし、スタジオジブリの関係者によって「あの食べ物はバーワンではなく、シーラカンスの胃袋という設定」という公式の事実が明かされた経緯がある。映画の興行ランクにおける「ナンバーワン(1位)」という意味合いと、作中料理の「バーワン」という名称のダブルミーニングが、ファンの間で再燃している背景にはこうした映画の奥深い魅力が潜んでいる。