北菱電興の最大の強みは、三菱電機の総合販売代理店という安定基盤に甘んじることなく、自ら製造・開発機能を保有する「システムインテグレーター(SIer)」へと進化を遂げた点にあります。
特に注力されているのが、工場自動化を牽引するFAシステム事業と最先端のIoTソリューションです。製造現場の自動化・省人化需要が過熱するなか、機器の納入からライン全体のシステム設計、受託製造までワンストップで手掛ける技術力は、大手半導体・自動車部品メーカーからも極めて高く評価されています。
さらに独自性を象徴するのが、同社が推進するアグリ事業(スマート農業)です。金沢市近郊での高品質いちごの自社栽培プラントでは、三菱電機の高精度環境制御システムや産業用センサーをフル活用し、完全制御された室内環境で甘度の高いいちごを安定生産しています。「農業×工業技術」という新規ビジネスの成功例として、地方創生とSDGsの文脈でも全国的な注目を浴びています。