「Wi-Fi機能が付いていない旧型エアコンはスマホ操作できない」という認識は明確な誤解である。エアコン本体が通信機能を持っていなくても、赤外線リモコンスマホ連動を可能にする中継機(スマートリモコン)を室内に設置すれば、スマートフォンが万能リモコンへと変貌する。
仕組みは極めてシンプルだ。スマートフォンアプリから送信された指示(冷房26度で起動など)を、自宅のWi-Fiルーターを経由してスマートリモコンが受信。その端末が従来の純正リモコンと同じ赤外線信号をエアコン本体に向けて発信する。つまり、エアコン側から見れば「普段のリモコンからボタンを押された」状態と何ら変わりがないため、製造から15年以上経過した古いエアコンであっても赤外線受光部が正常なら100%スマート化できる仕組みとなっている。
空調機器の買い替えサイクルは一般的に10〜13年とされるが、冷暖房能力に問題がない機器を通信機能のためだけに十数万円かけて更新するのは経済合理的ではない。初期投資わずか数千円からの後付けデバイスこそが、最も費用対効果の高い選択肢として選ばれている。