料理の第一印象を決めるビジュアルと口に含んだ際の一体感は、トマトとモッツァレラの切り方と盛り付けによって完成されます。美しく仕上げるためのポイントは、トマトとチーズの「厚みを揃えること」です。
中玉から大玉のトマトを使用する場合は、厚さ7〜8mm程度の半月切りまたは輪切りが理想的です。モッツァレラチーズも全く同じ厚さにスライスすることで、一口で食べたときにどちらか一方が主張しすぎず、完璧なハーモニーを生み出します。モッツァレラは包丁の刃に張り付きやすいため、刃先を少し濡らすか、包丁を前後に細かくスライドさせながら切ると断面が滑らかに仕上がります。
盛り付けにおいては、平皿にトマトとモッツァレラを交互に少しずつ重ねて円状に並べるクラシックスタイルに加え、フレッシュなスイートバジルを間に挟み込むトマトとモッツァレラのバジルサラダ仕立てが定番です。中央に高さを出すようにベビーリーフを添えると、レストランのような立体感が生まれます。
近年人気を集めているのが、一口サイズのチェリータイプ(ボッコンチーニ)や手でちぎるスタイルです。あえて包丁を使わずに手で不揃いにちぎったモッツァレラは、断面の表面積が増えるためオリーブオイルや塩がよく絡み、素朴で力強い味わいを楽しむことができます。