大人数の女性グループにおいて常にネット上で取り沙汰されるのが「不仲説」です。E-girlsに関しても、「メンバー間でのポジション争いがあったのではないか」「特定のメンバー同士の不仲が原因で空中分解したのではないか」という憶測が一部の掲示板やSNSで囁かれたことがありました。
しかし、当時のドキュメンタリー映像や解散特番、その後のインタビューでの生協・証言を検証すると、不仲による破綻という見方は事実に反していることが分かります。初期の選抜制度(E-girls Pyramid体制)においては、シングルごとに歌唱メンバーやパフォーマーが入れ替わる過酷な競争環境があり、メンバー間に張り詰めたライバル意識や緊張感が存在したことは本人たちも認めています。
当時のインタビューでリーダーを務めた佐藤晴美は、「悔しさや焦りでぶつかり合うこともあったが、過酷な合宿やツアーを共に乗り越えたことで、後年は家族以上の信頼関係で結ばれていた」と述懐しています。また、メインボーカルを務めた鷲尾伶菜も、「お互いの個性を認め合い、誰かが輝くことを心から応援できる関係性になれたからこそ、それぞれの道へ進む決断を尊重できた」と語っています。
解散から年月が経った現在でも、SNS上でプライベートの交流写真が投稿されたり、互いの出演舞台やライブを観劇した様子が報告されていることからも、解散の引き金が人間関係の悪化ではなく、純粋な「表現者としての未来像の相違」であったことが裏付けられます。