志摩観光ホテルを予約する際、誰もが直面するのが「ザ クラシック」と「ザ ベイスイート」の選択です。両棟は敷地内の庭園で結ばれていますが、建築意匠、客室設計、滞在コンセプトが大きく異なります。
1969年に昭和の建築巨匠・村野藤吾氏の設計によって誕生した「ザ クラシック」は、木の温かみと自然光が調和したモダニズム建築の傑作です。2016年の大規模改装を経て快適性が大幅に向上しつつも、歴史の重みを感じさせる落ち着いた空間が広がります。標準客室の広さは約28〜42平米と機能的で、歴史的建造物の空気感を愛でたい文化派や、格式あるメインダイニングでの食事を中心に据えたい旅行者に適しています。
一方、2008年に新設された「ザ ベイスイート」は、わずか50室すべてが100平米以上のスイートルームで構成された現代型ラグジュアリー棟です。全室に英虞湾を一望できるビューバス(展望風呂)とリビングスペースを備え、バルコニーからは真珠養殖の筏が浮かぶリアス海岸の絶景が広がります。館内には宿泊者専用のスパやフレンチレストラン、和食処が揃い、静寂とプライベート感を最重要視する大人の記念日旅行に最適です。
最大の注目ポイントは、「どちらの棟に宿泊しても、クラシック・ベイスイート両方のゲストラウンジを相互利用できる」という点です。クラシックに宿泊して費用を抑えつつ、夕暮れ時にはベイスイート最上階のラウンジと屋上デッキから英虞湾の夕景を堪能するといった滞在も可能です。