タニケットは、適切に使用されれば失血死の危機から確実に命を繋ぎ止める極めて強力な医療器具です。軍事医療から生まれたこの技術は、現在では都市型テロや激甚災害、重機事故に備えるプレホスピタルケアの重要ピースとして日本国内でも再評価が進んでいます。
しかし、その強大な止血力ゆえに、「適切な器具選定(本物を使う)」「正確な手技(直接圧迫止血との使い分けと十分なトルク)」「時間の記録と管理」の3要素が揃わなければ、救命器具が障害をもたらす凶器へと転じる側面も忘れてはなりません。
大出血を伴う有事に直面した際、パニックにならず冷静に対処するためにも、器具の構造と限界を正しく理解し、定期的な救護講習やシミュレーションを通じて「生きた救命技術」を身につけておくことが求められます。 (出典: タニケット と は(Yahoo!ニュース))