計量スプーン大さじ1(15ml・15cc)ですりきった場合、純ココア(ピュアココア)は大さじ1で約6g、ミルクココア(調整ココア)は大さじ1で約8〜9gとなります。小さじ1(5ml)の場合は、純ココアが約2g、ミルクココアが約3gです。
同じ大さじ1杯ですくっているにもかかわらず重さが異なる決定的な理由は、粉末に含まれる成分密度の違いにあります。純ココアはカカオ豆のみを原料として油分(ココアバター)を適度に残しながら微粉末化しているため、粒子と粒子の間に空気をたっぷり抱え込んで比重が軽くなります(比重は約0.4g/cc)。
一方、市販のミルクココアは砂糖(グラニュー糖など)や全粉乳、麦芽エキス、乳化剤などがブレンドされています。結晶構造を持つ砂糖や乳固形分はカカオ粉末よりも粒子が詰まっており比重が重いため(比重は約0.55〜0.6g/cc)、同じ体積(15cc)を計り取ってもミルクココアの方が重い数値を示します。
液体を計る感覚で「大さじ1=15g」と誤認してお菓子作りに投入してしまうと、粉末の量がレシピ指定の2倍以上になって生地の水分を奪い、焼き上がりがパサつく原因になるため注意が必要です。