日本の医療制度は「フリーアクセス(誰でも自由に好きな医療機関を選べる)」を基本としながらも、医療費の適正化と医療崩壊防止を目的とした「機能分化」へ急激に舵を切っています。受診後に「失敗した」と感じないための明確な判断基準は以下の通りです。
【北海道医療センターの受診が極めて適している人】
- 近隣のクリニックで精密検査(MRI、CT、神経伝導速度検査等)が必要と指示され、紹介状を持っている方
- パーキンソン病、重症筋無力症、多発性硬化症などの神経変性疾患・自己免疫疾患の疑いがある方
- 小児期から成人期へ移行する過程で、専門的なリハビリや継続医療的ケアを必要とする方
- 重篤な外傷や緊急の外科手術・集中治療を要する急性期状態にある方
【まずは地域の診療所・一般クリニックを受診すべき人】
- 「発熱した」「風邪気味」「お腹が痛い」など、初期段階の急性症状で紹介状がない方
- 待ち時間を最小限に抑え、受診当日に迅速な投薬や診断書発行を希望する方
- 慢性疾患(高血圧、脂質異常症、安定した糖尿病等)で、日々の薬の処方と定期管理が主たる目的の方
大病院を頼りたいという心理は自然ですが、専門性の高い基幹病院に軽症患者が押し寄せることは、結果として待ち時間の極端な延長と高額な選定療養費という形で本人に跳ね返ってきます。適切な医療アクセスとは、まず身近な「かかりつけ医」に相談し、その医師のナビゲーションによって同院のような専門中核病院へとステップアップすることです。