ソーシャルメディア上で突如としてトレンド入りし、現在に至るまで根強い支持を獲得している「わくわく赤チャンネル」。その発信源は、香川県善通寺市原田町に拠点を置く医療法人社団真弘会「谷病院」の公式サイト内に設けられた独自配信プラットフォームです。一般的なインフルエンサーによる動画配信とは根本的に成り立ちが異なります。
新生児室の一角に据えられた固定カメラから、産声を上げたばかりの赤ちゃんが眠り、微かに身じろぎする姿が24時間体制で淡々と画面の向こうへと届けられます。このプロジェクトがなぜこれほどまでに多くの心を揺さぶるのか。その最大の理由は、作為的な演出が一切介在しない「生命そのものの純粋な躍動」がそこにあるからです。
動画マーケティングにおいて視聴維持率を伸ばすための定石とされる「テンポの良いカット割り」「過剰な効果音」「扇情的なサムネイル」といった要素は皆無です。それにもかかわらず、深夜帯から早朝にかけて数万人規模のアクセスが集中する現象が確認されており、視聴者は画面の向こうの無垢な命に、抗いがたい安らぎを見出しています。