井上陽水『ワインレッドの心』誕生の真相と安全地帯との決定的な違い

井上陽水『ワインレッドの心』誕生の真相と安全地帯との決定的な違い

今注目を集めている 井上陽水『ワインレッドの心』誕生の真相と安全地帯との決定的な違いについて、詳しいまとめをご紹介しています。

Q1:『ワインレッドの心』の作詞を引き受けた本当の理由は何ですか?
A1:井上陽水が自身のバックバンドを務めていた安全地帯の実力を高く評価しており、彼らを何としてもメジャーシーンで成功させたいという強い支援の意志があったためです。そこにサントリーワイン「レゼルブ」の大型CMタイアップの依頼が重なり、陽水がプロデューサー的な立ち位置で作詞を引き受けることになりました。

Q2:井上陽水と玉置浩二のバージョンで、キー(調性)やコード進行に違いはありますか?
A2:基本的な楽曲構成やメインキー(Am・イ短調)のコード進行の骨格は共通しています。しかし、井上陽水版はテンポをわずかに落とし、アコースティックギターとベースラインを中心にしたジャジーでレイドバックしたアレンジが施されています。ボーカルのアプローチも、玉置浩二がビブラートとシャウトを駆使する動的な表現であるのに対し、陽水は中低音を活かした静的な語り口を採用しています。

Q3:井上陽水のカバーアルバム『9.5カラット』はなぜこれほど大ヒットしたのですか?
A3:『ワインレッドの心』だけでなく、中森明菜に提供した『飾りじゃないのよ涙は』や、沢田研二への提供曲など、当時チャートを席巻していた名曲の数々を陽水自身が歌い直したという極めて贅沢な企画性があったためです。提供先のオリジナル版とはまったく異なる、陽水特有の退廃的でダンディな解釈が音楽ファンに衝撃を与え、100万枚を超える社会現象となりました。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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