ネット上で「コストコの水はやばい」と囁かれる最大の引き金となっているのが、コストコ水異臭トラブルの真相と味覚に対する拒絶反応です。調査を進めると、この悪評には物理的な要因と感覚的な要因の双方が絡み合っていることが判明しました。
過去に話題となった異臭騒ぎの発端は、輸入輸送や店舗保管の段階で発生した外部臭の吸着です。コストコのプライベートブランド(KIRKLAND Signature)で採用されているペットボトルは、徹底したプラスチック削減を目的に極限まで薄く成形されています。この極薄容器の特性上、周囲の段ボール臭やフォークリフトの排気ガス、保管倉庫内の塗料臭が微量に透過・吸着し、開栓時に「薬品臭がする」「カビ臭い」と感じる事例が発生しました。これに伴い、過去には国内流通においてコストコ水販売中止と回収の経緯が報じられたこともあり、消費者の記憶に強烈な不信感として刻まれる結果となったのです。
もうひとつの要因であるコストコの水がまずい理由は、製品の根本的な製法にあります。国内で流通する天然水(軟水)に舌が慣れている日本人にとって、コストコで大量販売されている「ピュリファイドウォーター」は、ミネラルを一度完全に除去した純水に人工的にミネラル成分を微調整して添加した人工処理水です。水道水を極限までろ過したような平坦で無機質な喉越しが、「薬っぽい」「水道水そのままの味がしてまずい」というネガティブな評価に直結しています。