加藤茶の結婚生活に対する世間の視線は、時代の空気と共に180度の転換を見せてきました。SNSやネットコミュニティに刻まれた声から、その劇的な推移が浮き彫りになります。
前妻・鈴子さんとの離婚が報じられた2003年当時、ネット掲示板や週刊誌読者の間では「昭和の豪傑芸人の破綻」「女遊びのツケが回った」という冷ややかな見方が大半を占めました。しかし同時に、全財産を置いて身一つで去った潔さに対し、「カトちゃんらしい引き際」「家族への最後の責任の取り方」と一定の理解を示す声も根強く存在しました。
そして2011年、綾菜夫人との45歳差再婚が発表された当初、日本中が激しいバッシングに包まれました。「財産目当て」「保険金目当て」という過酷な誹謗中傷が綾菜夫人に浴びせられた時期、ファンやネットユーザーの間では「前妻の鈴子さんこそが本物の良妻だった」と比較して持ち上げる言論が目立ちました。
ところが、10年以上の歳月を経て綾菜夫人が介護職員初任者研修や生活習慣病予防プランナーの資格を取得し、献身的に加藤茶の命を支え続ける姿が可視化されると、空気は一変します。現在のSNS上では以下のような声が主流を占めています。
「鈴子さんは若き日の暴れん坊だったカトちゃんを支え、3人の子を育て上げた偉大な功労者。そして綾菜さんは晩年の命を守り抜く救世主。二人とも加藤茶の人生に欠かせない素晴らしい女性だった」
時代を超えて加藤茶を愛するファンは今、前妻への敬意と現妻への感謝を等しく抱きながら、彼の穏やかな晩年を見守っています。