「団塊の世代」という言葉は日常的に使われていますが、公的な統計や社会保障制度において定められている枠組みは極めて明快です。厚生労働省の定義をはじめとする公的文書では、第二次世界大戦が終結した直後の1947(昭和22)年1月1日から1949(昭和24)年12月31日までの3年間に生まれた世代を指します。この3年間は「第一次ベビーブーム」と呼ばれ、日本の人口動態史上、類を見ない出生数を記録しました。
一部の民間マーケティングやメディアでは、前後の1946年や1950年・1951年生まれを含めて広義の「団塊世代」と呼称することもありますが、国の政策や統計基準における正規の対象はあくまでこの3年間に限定されます。
では、団塊の世代は2026年現在の年齢で何歳を迎えているのでしょうか。各生まれ年ごとの年齢計算は以下の通りです。
- 1947年(昭和22年)生まれ:2026年の誕生日で満79歳
- 1948年(昭和23年)生まれ:2026年の誕生日で満78歳
- 1949年(昭和24年)生まれ:2026年の誕生日で満77歳
ここで極めて重要なのは、長年警鐘を鳴らされてきた「2025年問題」をすでに通過したという事実です。2025年中に最も若い1949年生まれが75歳の誕生日を迎えたため、2026年現在、団塊の世代は名実ともに全員が75歳以上の「後期高齢者」となりました。75歳を超えると要介護認定率が急カーブを描いて跳ね上がり、認知症の発症リスクも加速度的に高まるため、日本の社会構造はかつてない未踏の領域に足を踏み入れています。