平成中期の名作群に続き、2014年に公開された『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』は、現代の家族が抱える構造的な問題を鋭く突いた快作です。脚本を担当した中島かずき氏による熱量あふれるドラマ展開は、新たな世代の親たちを狂乱と涙の渦に巻き込みました。
ネット上のレビューコミュニティや知恵袋、SNSの言及を検証すると、ロボとーちゃん感動シーンのネットの反応には、明確な傾向が見て取れます。多くのユーザーが涙したポイントとして挙げるのが、生身の野原ひろしと、自らを本物だと信じ込むロボットのひろしによる「腕相撲の対決」です。
油にまみれ、機能を停止しかけながらも「しんのすけ、でっかくなれよ」と言い残して目を閉じるロボひろしの姿は、父親の愛の究極形です。クレヨンしんちゃん感動映画の口コミと評価を総覧しても、本作は「大人の男性が劇場で最も嗚咽を漏らした作品」として語られることが際立って多く、父親世代のバイブルとなっています。